【初心者向け】洋裁とは?基本知識や道具・布地の選び方などわかりやすく解説

【初心者向け】洋裁とは?基本知識や道具・布地の選び方などわかりやすく解説


洋裁は趣味として人気が高く、始めてみるとその奥深さに驚く人も少なくありません。

この記事では、洋裁の基本情報やメリット、おすすめの布地などについて解説します。また、洋裁のポイントもまとめて解説するため、これから洋裁を始める人はぜひ参考にしてください。

「服地で選ぶ」から商品一覧

洋裁とは

洋裁とは、洋服を作るための裁縫のことです。主に衣服の製作や修理、アレンジをするために使用されます。体型に合わせて型紙を作り、裁断して、立体的に仕上げるのが特徴です。洋裁では、作るものによって以下のような手法を用います。

  1. ダーツ:布をつまんで縫い、立体的にする手法
  2. ギャザー:布を縫い縮めてひだを寄せ、装飾的な効果を出す手法
  3. タック:生地を折りたたんで縫い付け、ひだを形成する手法
  4. プリーツ:生地を折りたたみ、均等に連続的なひだを形成する手法

洋裁のメリット

洋裁にはさまざまなメリットが存在しますが、そのうちの1つが自分好みの洋服を作ることができる点です。昨今はさまざまなブランドが洋服を販売していますが、自分好みの洋服が必ず見つかるとは限りません。しかし、洋裁ができれば自分好みの洋服を自由に作れるため、より個性やファッションセンスを表現しやすくなります。

また、好きな布地でオリジナルの洋服が作れる、購入するより低コスト、子どもに洋服を作ってあげられるなどのメリットもあります。

洋裁と和裁の違い

洋裁と混同されやすい存在として、和裁の名前が挙げられます。和裁とは、和服を作るための裁縫のことです。もともと、裁縫は和裁を指す言葉でした。しかし、洋裁が登場したため、両者を区別するために和裁という言葉が使われるようになりました。多様なデザインがある洋裁に対し、和裁は基本的な形に従って作成するのが特徴です。

洋裁を始めるときに必要な基本の道具

洋裁を始めるにあたって必要な基本の道具と、それぞれの道具の選び方について解説します。

ミシン

洋裁は手縫いでもできますが、ミシンを使用すればより早く、きれいに作業を進められます。初心者の場合は、軽量かつコンパクトな設計の家庭用ミシンがおすすめです。家庭用ミシンと一口にいっても、コンピューターミシンや電子ミシン、電動ミシンなど、さまざまな種類が存在します。また、近年は家庭用ミシンの性能も向上しており、初心者でもすぐに操作に慣れることが可能です。

ミシンを選ぶ際は価格帯、自身が必要としている機能が搭載されているかなどを重視しましょう。

縫い針

洋裁を始めるにあたって欠かせないのが、縫い針です。縫い針には、手縫い針とミシン針の2種類があります。手縫い針は、ボタン付けやスナップ付けなどに使用する針です。サイズは1号〜12号までの数字で表され、数字が小さいほど長く、太くなります。厚地を使用する場合は太い針が、薄地を使用する場合は細い針が適切で。

ミシン針には、家庭用や工業用など、用途に応じた種類があります。そのため、購入する前に自分のミシンに使用されている針の種類は何か、必ず確認しましょう。なお、薄地なら9号、普通地なら11号が目安です。

洋裁を始めるにあたって、欠かせない道具が糸です。糸は手縫い用、そしてミシン用のものがあるため、それぞれ専用のものを用意しましょう。手縫い用は細口、もしくは普通地用を用意すれば、ほとんどの布を縫えます。一方、ミシン用は普通地用、60番のポリエステル糸を用意するのがおすすめです。

型紙(パターン)

洋裁に欠かせない道具として、型紙(パターン)も挙げられます。型紙(パターン)は、洋裁の「設計図」ともいえる存在です。自分で型紙(パターン)を作成するのは難易度が高いため、初心者の間は既成の(パターン)を使用しましょう。ある程度経験を積み、自力で型紙(パターン)を作成できるようになると、自分の体型に合った洋服を作りやすくなります。

洋裁初心者におすすめの布地

洋裁をするにあたって、布地選びに悩んでしまう人もいるでしょう。以下では、初心者におすすめの布地について解説します。

コットン

コットンとは木綿のことで、縫いやすく肌触りがよいのが特徴です。家庭で洗濯できるため、初心者向きの生地といえます。コットンには以下のようにさまざまな種類が存在するため、目的に応じて使い分けてください。

  1. ダブルガーゼ:二重になっている生地。ベビー用品や子ども服向き
  2. オックス:通気性が高い。シャツやランチョンマット向き
  3. ブロード:肌触りがよい。シャツや布団カバー向き

リネン

リネンとは亜麻のことで、丈夫で通気性がよく清涼感があるのが特徴です。夏向けのチュニックやワンピース、エプロンの制作などに適しています。また、使用するほど肌に馴染み、風合いの変化が楽しめる点もリネンの魅力です。直線縫いにも向いており、洋裁の経験がない初心者が使用する生地に適しています。

洋裁初心者におすすめの作成アイテム

洋裁の経験がない、あるいは浅い初心者におすすめの作成アイテムとその理由について解説します。

ワンピース

洋裁初心者におすすめの作成アイテムとして、ワンピースが挙げられます。ワンピースは、ほかの洋服と比較すると使用する布の枚数が多くないため、作りやすいアイテムです。シンプルなワンピースであれば、前見頃と後ろ見頃の2枚だけで作成できます。また、縫う作業も直線縫いが多いため、ミシンの練習にもなります。

スカート

スカートも、洋裁初心者におすすめの作成アイテムの1つです。スカートは形状次第ですが、型紙(パターン)を使用せずに直線裁ち、直線縫いだけで作業が完結します。たとえば、ギャザースカートは長方形の布を直線に縫い、ゴムを寄せるだけで完成します。一度作り方を覚えてしまえば、応用が利くため、ぜひ挑戦してみてください。

洋裁を始めるときのポイント

最後に、初心者が洋裁を始めるにあたって、必ず押さえておきたいポイントについて解説します。

簡単なものから始めてみる

洋裁を始める際は、まず簡単なものから作ってみましょう。初めから高度な技術が求められるものを作ろうとすると、難易度の高さに心が折れてしまいかねません。作りやすいものから始めて達成感を得られれば、次の制作のモチベーションにつながります。慌てずに、少しずつステップアップすることを心がけましょう。

布地は無地を選ぶと作りやすい

裁縫に使用する布地は、無地のものを選びましょう。布地に柄がある場合、向きを合わせるために上下や縫い合わせなどに気を配らなければなりません。最初から無地の布地を選べば、向きや縫い合わせを気にせず作業を進められます。どうしても柄の入った布地を使いたい場合は、チェックやドットなどがおすすめです。

教室やワークショップに参加するのも有効

洋裁の初心者は、教室やワークショップに参加するのも有効です。洋裁は独学でも始められますが、近年は気軽に通える洋裁教室も登場しています。教室やワークショップは経験豊富な講師から指導を受けられるだけではなく、仲間を見つけて体験を共有できる点も魅力です。通うのが難しい場合は、オンラインレッスンを行っている教室を探してみましょう。

まとめ

洋裁は布と裁縫道具さえそろえれば、いつでも始められます。少しずつ裁縫のスキルアップをしていけば、将来的には自分だけのオリジナルの洋服を作れるようになるでしょう。

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