指サック(指ぬき)には、リングタイプや皿付きタイプ、キャップタイプ(シンブル)など、さまざまな種類があります。また、製品の素材によって使い勝手が異なり、作業内容によって使うべき指サックも変わるため、用途に合うものを選ぶことが重要です
この記事では、裁縫で使う指サックの種類を形状や素材に分けて、特徴を解説します。またそれぞれの使い方も解説するので、ぜひ参考にしてください。
裁縫で使う指サック(指ぬき)とは
裁縫道具の指サック(指ぬき)とは、針を布に通しやすくするためのものです。リングタイプやキャップタイプなど、さまざまな形状があるため、使い勝手や作業に合わせて選べます。基本的には指を保護するためのものですが、指サックを使用することで作業の効率化も期待できます。指サックの種類については後ほど詳しく解説します。
裁縫で指サックを使う理由
裁縫における指サックは、指を保護するだけの道具ではありません。作業効率をアップさせるためにも、指サックは欠かせないツールです。
指を守るため
生地に針を通すために、針の頭を押す場合があります。その際に、指の腹が痛くなったり傷ついたりしてしまうこともあります。裁縫針の背面は、先端と比較すると尖っていないように見えますが、強い力が加わるとケガの原因になるため、注意が必要です。指サックをつけることで、ケガを防ぐことができます。
効率アップのため
厚手の生地、硬い生地にもスムーズに針を通せるため、縫うスピードを上げられます。指が痛んだり傷ついたりする心配をせずに、縫い進められることもポイントです。また、指サックの素材によっては、滑りにくいものもあります。安全に速く縫い上げるためには、指サックが欠かせません。
裁縫で使う指サックの種類【形状】
裁縫で使う指サックの種類は、リングタイプや皿付きタイプ、キャップタイプの3種類に分けられます。それぞれの特徴について解説します。
リングタイプ
リングタイプは輪になっている指サックです。利き手の中指の第一関節と第二関節の間に、指サックをはめて使用します。短針を使う縫い物の場合は、リングタイプが適しています。また、初心者でも使いやすいという特徴があります。
皿付きタイプ
皿付きタイプは、リングに皿がついている指サックです。中指の根元まではめて、皿が手のひら側へくるようにします。リングタイプとは逆に、長針を使う縫い物に適しています。ある程度厚みのある生地を縫ったり、ボタンをつけたりするときに適しています。
キャップタイプ(シンブル)
キャップタイプは、針を持つ手の中指にかぶせて使う指サックで、「シンブル」とも呼ばれています。力を加えやすいため、厚手の生地や硬い生地を縫う場合におすすめです。ただし、キャップタイプの指サックは抜け落ちやすいため、扱いにはある程度の慣れが必要です。抜け落ちたことに気づかず、ケガをしてしまうことがないように気をつけましょう。
裁縫で使う指サックの種類【素材】
裁縫で使用する指サックの素材は、金属やラバー、革、陶器があります。指サックの耐久性や使い勝手は、素材によって大きく異なります。ここではそれぞれの素材の特徴について解説します。
金属製
金属製の指サックは、耐久性が高いため、長く愛用できるでしょう。また、力を入れて布に針を押し込んでも、指サックを貫通することがなく、指が痛くなりにくいというメリットがあります。ただし、金属製の指サックは、他の素材と比較するとやや滑りやすくなります。
ラバー製
ラバー製の指サックは、滑りにくいのがメリットです。素材が柔らかく、手になじんで使いやすいという特徴もあります。また、針をつかんで引き抜く場合にも、ラバー製の指サックが便利です。ただし、素材が柔らかいため、針の貫通に注意が必要です。力を入れすぎると、指サックをしていても、ケガをしてしまう可能性があります。
革製
革製の指サックも強度が高いため、針を強く押せます。同じく強度の高い金属製と比較すると、使い続けるほどフィット感が増す点が強みです。また、金属製よりも滑らないため、金属製が使いにくいという人におすすめです。ただし耐久性という点では、金属製の指サックにやや劣ります。
陶器製
陶器製の指サックは、耐久性に長けていることに加え、デザイン性が高い傾向にあります。おしゃれなものも多いため、裁縫道具の見た目にもこだわりたいという人におすすめです。また、生地の滑りがよいのも陶器製の指サックのメリットです。引っかかりが少ないため、ストレスなく裁縫を楽しめます。
裁縫をするときの指サックの使い方
トートバッグは、使用する素材(生地)によって雰囲気が大きく変化します。以下では、手作りトートバッグにおすすめの素材(生地)について解説します。
リングタイプの使い方
リングタイプの指サックは、針を持つ手の中指の第一関節と第二関節の間にはめて使います。親指と人差し指で針を持ち、針の頭を指サックにつけて押しながら縫うとスムーズです。また、縫う際は針の位置を動かさず、生地そのものを動かすことで、指サックが使いやすくなります。
皿付きタイプの使い方
針を持つ手の中指の付け根まで指サックをおろして、皿の部分は手のひら側に向けるようにはめます。針は親指と人差し指、あるいは中指で持ちます。針の頭を皿につけて、押しながら縫いましょう。皿付きタイプの指サックは、長針で縫う際に適しています。
キャップタイプ(シンブル)の使い方
キャップタイプ(シンブル)の指サックは、針を持つ手の中指と、反対側の手の中指または人差し指にかぶせて使います。指サックで針の頭を押して、反対側の指サックで受けるようにするとスムーズです。
裁縫で使う指サック選びのポイント
裁縫で使う指サックは、作業内容や素材によって使い分ける必要があります。ここでは、指サックの選び方について解説します。
作業内容で選ぶ
指サックは作業内容によって使い分けましょう。刺繍やキルトなど、短針を使って狭い間隔で細かく縫う場合は「リングタイプ」が適しています。厚手の生地や刺し子など、長針で縫うものには「皿付きタイプ」がおすすめです。
また、ひと針ずつ縫うキルティングなどは「キャップタイプ」を使用するとよいでしょう。どのような作業にも対応できるように、複数の指サックを揃えておくと便利です。
素材で選ぶ
指サックは、素材によって使い勝手や使い心地、見た目などが異なります。例えば、頑丈であることを重視する場合は「金属製」がおすすめですが、金属アレルギーがある人や、手指になじみやすい指サックを使いたい人は「革製」がよいでしょう。デザイン性や個性を重視するなら「陶器製」がおすすめです。どのような場面で使用するのかを考えて、用途に合わせて選びましょう。
サイズで選ぶ
指サックはサイズが合わないと抜け落ちたり、指が圧迫されたりします。どちらの場合でも、作業がスムーズに進まずストレスになってしまいます。はめる指のサイズを測ってから購入するとよいでしょう。なお、一般的に販売されている指サックの多くは、内径の寸法が記載されています。
まとめ
指サック(指ぬき)には、リングタイプや皿付きタイプ、キャップタイプ(シンブル)などがあります。また、指サックに使われている素材も、金属製やラバー製、革製、陶器製などさまざまです。いずれも特徴が異なるため、生地の厚さや用途によって使い分けるとよいでしょう。
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